こんにちは。
このブログは作品のお話が多いのですが、今日は私の趣味のお話を。
私はむかしから、どうも古めかしいものが好きで。浮世絵やら、古民家やらを見るとときめいてしまいます。
趣味を探すのが趣味なんじゃないかと言うくらい、趣味がない人間なのですが、数少ない趣味に、古民家カフェめぐり的なことがあります。
先日行ったお店がとても素敵で、ついこちらに書きたくなってしまいました。
ひっそりとした街に、ひっそりと佇むお店。生野駅近くの「芒種」さん。生野銀山があるところですね。
門をくぐった時から、わくわくが止まりません。予約をしていなかったのですが、開店直後でまだ人が少なかったのか、通して頂けました。(今は時節柄、基本的には要予約とのこと)
玄関でくつを脱いで、上がります。
通されたのは、きれいに手入れされたお庭が見渡せるお席。目の前にはビオトープ。
いい感じに年季の入った長いテーブルには、あじさいが一輪飾られていました。
「ちょ…完璧やん…!!!!」(私は関西人です)と小声で一緒に行った人に叫んでしまいました(とても落ち着いた空間なので、実際はヒソヒソ声)。
わくわくしながらメニューを見て、ランチをオーダーしました。
お水も、ぽてっと可愛らしい陶器に入れられています。
待つ間、お庭や空を眺めて「あぁ…毎日こんな風に暮らせたら、さぞ心も穏やかだろうに…」としばし現実を逃避します。
なんだか栗原はるみさんのインスタを思い出しました。素敵なお庭、素敵なお料理、これぞていねいな暮らし。憧れる~。
でもなかなか実現できないからこそ、みんなが注目するんですよね。栗原はるみさんも、子育てや仕事を抱えながら、バタバタと過ごした日々もあったでしょう。(というかそう思いたい)。
しばし黄昏ていると、お料理がでてきました。ここまで感染予防の為マスクをしていたのですが、運んできて下さったお店の方が「マスクのご協力ありがとうございます」と。感染対策は細かくされているし、とても気遣いのあるお店です。
まずは前菜。
カレー風味のポテトから、ハーブの天ぷら、グレープフルーツまで色々と7種類くらいあります。そびえ立っているのは、きゅうりの天ぷらです。創作デリといった感じで、こんなの初めて、美味しい!というものばかり!
続いて、メインのポークジンジャーとご飯プレート。
カフェには珍しく、とってもボリューミー。しょうが焼きかと思いきや、八角のようなスパイスの香りもする奥深い味で、とても美味しかったです。私は焼きトマトが好きなのですが、その甘味も加わってる。
前菜でも色々あったのに、このプレートには更に、いんげんのごまあえや、きんぴらごぼうなど、副菜が数種類のっています。
こちらはカフェというより、レストランなのかもしれません。
もうお腹いっぱい…心も満たされ…。あっという間に1時間以上過ぎていました。
そうそう、雑貨販売コーナーもありました。やちむんなどをおいているようです。(私けっこうやちむん好きです)
ごちそうさまを言って、玄関に戻り、もと来たお庭を通ってお店を後にします。
苔むした灯籠や、通路を覆いつくすような緑がまぶしい。まるでジブリの世界。
絶対また来たい。(というかここに住みたい)
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eucalyptus(ユーカリプス)
手仕事のあたたかみを感じる、ビーズ刺繍のアクセサリーをつくっています。
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